２人目の出産を機に、緑豊かな土地に建つ実家をリノベーションして両親と同居することを決めたNさん。建物の広さを生かし、家族６人がゆったりと暮らせる家を目指した。依頼した「建築工房しみず屋」さんは、Nさんが納得いくまで熱心に提案してくれたそう。斜め向きのキッチンやダイニングの吹き抜けは、広さを生かすと共に空間に変化を生み出すアイデア。リビングの仕切りには強化ガラスの建具を取り入れ、開放感を高めた。収納棚など随所に設けた造作は、ご夫婦の「こうしたい」というアイデアを大工が腕を振るってカタチにしたものだそうで、ディテールにこだわりパーツひとつひとつまで厳選して一新した空間に、お気に入りのコレクションを配置することができ、リノベーションの醍醐味を存分に味わったという。自分たちらしいテイストに包まれる家で、Nさん家族はのびやかに暮らしている。

【吹き抜けが空間に広がりを生み出すダイニングキッチン】

キッチンを斜めに配置することで変化を演出している。吹き抜け上部の壁は、ご主人が用意したパネルに大工が枠を造作したもの。

圧迫感のない強化ガラスの建具でリビングを仕切ることも可能。

【まるでショップのようなウォークインクローゼット&アンティーク家具】

【家族用のロッカー収納】

洗面室には、一人一つずつのスペースが嬉しいロッカータイプの収納を造作。デザインと機能性を兼ね備え、すっきりと片づけられる。